2012年8月28日火曜日

浅虫セミナー終了しました

【浅虫セミナー開催】


8月27日、浅虫町民会館にてささえ高齢者等支援セミナーを開催いたしました。

浅虫地区の皆様、暑いなか貴重なお時間をいただき大変有難う御座いました。



今回は浅虫での開催ということで、講師に石木医院の院長先生である石木基夫先生をお招きしました。

石木先生は浅虫のご出身で、東京慈恵医科大学医学部をご卒業された後、浅虫にお戻りになり、平成12年に石木医院を開設されました。
青森県立保健大学、NPO法人活き粋あさむし等の組織と連携し、地域の医療ケア、健康づくりの活動をされています。


石木先生には「浅虫地区における地域包括ケアシステムの構築について〜暮らしのアンケート調査の結果をふまえて〜」というタイトルでご講演いただきました。

・暮らしのアンケート調査

「暮らしのアンケート調査」は、高齢化率が50%を超える浅虫地区で、高齢者を支えるシステムを構築するために、普段の生活で困っていることや介護の必要性などについて聞き取り調査を行ったものだそうです。

高齢者が困っていることは、やはり買い物や、冬場であれば雪のかたづけといった結果でした。
また、老後について不安があっても対策をしていない方が8割にのぼり、青森市内に家族がいない方は、近所の人に相談したりかかりつけ医(石木先生)を頼りにしている方が多いようです。

・地域包括ケアシステムに求められるもの

介護・医療・予防・生活支援・住まい、この5つが地域包括ケアシステムに求められているものだそうです。
しかし、住宅型の施設(グループホーム等)は数が少ないのが現状であり、この状況を改善するため、石木先生は「メディケアハウス ストンキ」というグループホームの開設に向けて準備を進められています。

施設は石木医院に併設され、いつでも医療ケアを受けられるほか、浅虫ならではの温泉があったり、栄養バランスに配慮した食事を提供する「浅めし食堂」も施設内に設置される等、高齢者が安心して生活できる仕組みになっています。

・施設と町会の連携

施設が開設され、入所できる高齢者は安心な生活が保証されます。しかし、すべての高齢者が入所しようとすればいくつ施設があっても足りません。

石木先生の事業とあわせて、町会のささえ活動を行うことでより多くの方が安心・安全な生活を送れるようになるはずです。



【次回のセミナー開催】
次回のささえ高齢者等支援セミナーは、9月15日荒川市民センターで開催予定となっております。
荒川地区以外からのご参加も歓迎いたします。お近くの会場で参加できなかった方も、ご都合よろしければ是非、お越しください。

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